2026.08.27
皮膚一次刺激性試験の受託開始|OECD TG439準拠・3次元培養ヒト表皮モデル
3次元培養ヒト表皮モデルを用いた動物実験代替法
JC皮膚科学研究所では、OECD試験ガイドラインTG439に準拠した皮膚一次刺激性試験の受託サービスを開始しました。
本試験は、3次元培養ヒト表皮モデルを用いて、化粧品原料や化学物質などが皮膚に与える刺激性を評価するin vitro試験法です。動物を使用せず、MTT法によって細胞生存率を測定し、国連GHS分類に基づいて皮膚刺激性を判定します。
皮膚一次刺激性試験とは
皮膚一次刺激性試験は、被験物質をヒト皮膚に適用した際に、皮膚刺激性を示す可能性があるかを評価する試験です。
本試験では、角質層・顆粒層・有棘層・基底層から構成される**3次元培養ヒト表皮モデル「LabCyte EPI-MODEL24」**を使用します。
MTT法により細胞生存率を測定し、以下の基準で皮膚刺激性を判定します。
| 陰性対照に対する細胞生存率 | UN GHS区分 |
| 細胞生存率>50% | 区分外*1 |
| 細胞生存率≦50% | 区分2*2 |
*1:皮膚に刺激性を示さないとみなすことができる物質
*2:皮膚に対する刺激性を有する物質
化粧品原料・化学物質などの皮膚刺激性の評価に広くご活用いただけます。
OECD TG439に準拠した皮膚刺激性評価
本試験は、**OECD TG439「再構築ヒト表皮モデルを用いたin vitro皮膚刺激性試験」**に準拠しています。
OECD TG439は、従来の動物を用いた皮膚刺激性試験であるOECD TG404の代替法として位置づけられている試験ガイドラインです。
化粧品原料、化学物質、開発中の処方などについて、皮膚刺激性に関する安全性データの取得に活用できます。
皮膚一次刺激性試験の特長
- OECD TG439に準拠した国際的な試験ガイドライン対応
- 3次元培養ヒト表皮モデルを使用
- MTT法による細胞生存率の測定
- 動物を使用しないin vitro試験
- 固体・液体・半固体の被験物質に対応
- 化粧品原料や化学物質の安全性評価に活用可能
- 動物実験代替法および3R原則への対応
※水への溶解性や被験物質の性状によっては、事前確認が必要です。
化粧品原料・化学物質の安全性評価に
皮膚一次刺激性試験は、以下のような用途で活用できます。
- 化粧品原料の安全性評価
- 新規原料の開発時評価
- 化粧品処方の刺激性確認
- 化学物質の皮膚刺激性評価
- 国内外の規制対応に向けた安全性データの取得
- 動物実験代替法による評価の検討
試験の適用可否は、被験物質の性状、溶解性、濃度、処方条件などを確認したうえでご案内します。
併せて実施できる安全性試験
JC皮膚科学研究所では、皮膚一次刺激性試験と併せて、以下の安全性試験にも対応しています。
| 試験項目 | OECDガイドライン |
|---|---|
| 皮膚一次刺激性試験 | TG439 |
| 皮膚感作試験「EpiSensA」 | TG442D |
| 眼刺激性試験 | TG491 |
複数の試験を組み合わせることで、被験物質の皮膚および眼に対する影響を多角的に評価できます。
試験のご相談・お問い合わせ
皮膚一次刺激性試験の試験内容、被験物質の適用可否、必要な試料量、試験スケジュール、報告書の仕様などについてご相談いただけます。
化粧品原料や化学物質の安全性評価をご検討の場合は、以下よりお問い合わせください。
皮膚一次刺激性試験に関するお問い合わせはこちら
よくある質問
皮膚一次刺激性試験は何を評価する試験ですか?
皮膚一次刺激性試験は、被験物質が皮膚に刺激性を示す可能性を評価する試験です。3次元培養ヒト表皮モデルを用いて細胞生存率を測定し、皮膚刺激性を判定します。
OECD TG439とは何ですか?
OECD TG439は、再構築ヒト表皮モデルを用いて皮膚刺激性を評価するin vitro試験ガイドラインです。動物を使用しない皮膚刺激性評価に利用されています。
どのような試料に対応できますか?
固体、液体、半固体など、さまざまな性状の被験物質に対応可能です。ただし、試験の可否は水への溶解性、濃度、処方条件などによって異なるため、事前確認が必要です。
動物を使用しますか?
本試験では動物を使用しません。3次元培養ヒト表皮モデルを用いたin vitro試験です。
皮膚感作試験や眼刺激性試験も依頼できますか?
はい。皮膚感作試験「EpiSensA」(OECD TG442D)および眼刺激性試験(OECD TG491)も併せてご相談いただけます。